2020年が先例のない挑戦と世界的危機の年だったとすれば、、2021年は立ち直りの年だったと言えます。世界中を襲ったパンデミックや不況、食料不足、人種差別などから最も影響を受けた人々を助けるために、企業、政府、非営利団体、そして地域社会が協力し合いました。ライアットゲームズではありがたいことに、社内またはプレイヤーの皆さんを通して、情熱と目的意識の双輪が意義ある変化を後押しすることを目のあたりにすることができました。こうした働きかけは、今日の社会においてこれまでにないほど重要になっています。
世界で最もプレイヤーを大切にするゲーム会社になるという私たちの目標は、製品開発以外にも当てはまります。ソーシャルインパクトについて考えるとき、私たちはプレイヤーを中心に据え、どうすれば1億8000万人以上のプレイヤーを繋げて、継続的で実感を伴う変化を作り出せるかを考えます。コミュニティーやプラットフォームのアクションを支援することは、オフィスの壁やデジタル空間を越えた波及効果を引き起こします。
この1年間、私たちは「光の番人」キャンペーンを通して、世界中のプレイヤーが自分たちの部屋から現実世界における光の番人となることを後押しする機会を得ました。また、今なお続くパンデミックの中で、米国大統領官邸とも連携して新型コロナウイルスワクチンの啓発活動も行いました。そして、真のライアット・スピリットを持つ世界中のライアターたちが、世界中にある18以上のオフィスを通じて、各地域の組織を支援する活動に参加してくれたのです。
今年のインパクトレポートでは、私たちが今後の活動報告に含める2つの新たな重点分野である、環境持続可能性とプライバシー&セキュリティについて紹介します。これらのトピックはゲーム業界と世界が直面している重大な問題でもあるため、今後私たちの業務で取り組んでいくにあたり、より透明性を重視しながら更新を行っていきます。
2021年の主な活動実績:
- ライアットは、「光の番人」を通じて『リーグ・オブ・レジェンド』史上最大規模となるゲーム内での募金活動を実施し、プレイヤーが Social Impact Fund(社会的インパクト基金)に580万ドルもの寄付を行い、18の国々のプレイヤーによる投票で選ばれた30の非営利団体に各$10,000ドルの寄付を提供しました。
- 『VALORANT』では初となるゲーム内での募金活動を開催し、プレイヤーによる「ギブ・バック・セット」購入を通じて550万ドルを越える寄付が集まりました。
- 昨年実施した「秩序の光カルマ」キャンペーンで、2度目となるGolden Halo Awardを受賞しました。
- 米国大統領官邸および保健福祉省と連携し、eスポーツ放送において公共広告を通じたワクチン啓発活動を行った結果、150万人のユニーク閲覧者数を達成しました。
- 米国周辺での新型コロナウイルスの蔓延を抑止するために50万ドルを寄付し、ワクチンが行き届かない地域に30を超える接種会場を設置する支援を行いました。
- セキュリティ対策では2要素認証の導入を推進し、新たに130万人のプレイヤーがより安全なアクセス方法を採用するに至りました。
- ライアットの従業員マッチングプログラムにより、ライアターが年間を通して50万ドル以上を地域の非営利団体に寄付することを支援しました。
- 世界各地のライアットオフィスのすべてが、この1年の間に地域コミュニティーに何らかの支援を行いました。
私たちは今後も、プレイヤーの生活やサービスを提供する地域に対して、持続的な影響を与えられるよう活動を行っていきます。ライアットは成長を続けると同時に様々な人の声に耳を傾け、学び、企業の社会的責任にさらなる創造性を追求し、リソースを投じるべく尽力します。私たちは常にプレイヤーやライアターに対して真摯であり、共鳴できる組織として、世界にポジティブな成長と変化をもたらす大きな存在となるべく、これからも努力していきます。