私たちは、ライアットの提供するすべてのゲームが安全で、かつプレイするすべての人に解放されたものであることを望んでいます。私たちは、ボイスチャットで見られる問題のある言動に対し、多くのプレイヤーが懸念を抱いていることを認識しており、この問題をより効果的な方法で解決するべく必死に取り組んでいます。音声でのやりとりで他のプレイヤーに嫌がらせをしたり、ヘイトスピーチをしたり、その他みなさんのゲームプレイを邪魔したりするプレイヤーに対して断固たる措置をとるためには、まずそれらのプレイヤーが何を言ったのかを把握する必要があります。そこで、今後、私たちは音声データを分析する権限が必要だと考えました。

  • 私たちは、まずはVALORANTから、問題のある言動についての通報があった場合には、音声コミュニケーションを記録し、これを評価・検討することができるように、ライアットゲームズのプライバシーノーティスを改定することにしました。違反行為が発覚した場合には、私たちは必要な措置を取り、その後検討の必要がなくなった段階でデータを消去します。
  • 私たちは、改定されたグローバルな返金ポリシーを備えた新しいサービス規約を実施し、またライアットの現行の及び将来のゲームタイトルのためのチート対策ソフトウェアに関する規定を追加しています。
  • 私たちが何故このような変更を加えようとしているのか、皆さんのデータがどうなるのか(そしてどうやってデータの安全を維持するのか)、皆さんにどのような影響があるのか、といった点の詳細をよく理解して頂くため、以下についても引き続きお読み下さい。

 

法的な事項

ライアットゲームズのプライバシーノーティスサービス規約に来月加えられる予定の変更点の概要は、以下のとおりです:

プライバシーノーティス:今回のプライバシーノーティス改定により、ライアットの音声コミュニケーションチャンネルを使用した際の音声データを記録し、場合によってはライアットにおいて評価・検討することができるようになります。音声コミュニケーションにおける問題のある、又は攻撃的な言動についてプレイヤーから通報があった場合、対象となった音声データはアカウントの登録された国・地域において保存され、言動に関するルール違反があったかどうか評価・検討されます。違反があった場合、私たちは必要な措置を取ります。該当データを違反したプレイヤーに提示し、その後検討の必要がなくなった場合には、データは消去されます(現在、私たちがテキストのチャットデータを取り扱っているのと同じやり方です。)。違反がなかった場合、あるいはすみやかに通報がなされなかった場合には、当該データは(評価・検討されることなく)消去されます。

私たちのプライバシーノーティスは、ライアットが提供するすべてのゲームに適用されるポリシーですので、皆さんがどのゲームをプレイしているかにかかわらず改定に同意していただく必要があります。現時点では、問題のある言動についての通報に基づいて実際に音声データを記録し、それを検討することを予定しているのはVALORANTのみです。リーグ・オブ・レジェンド、ワイルドリフト、およびチームファイト タクティクスについても、今回の改定により音声データを記録することができるようになりますが、現時点ではプレイヤーのボイスチャットを記録したり、VALORANTのパーティボイスチャット以外のボイスチャット機能に拡張したりする予定はありません。レジェンド・オブ・ルーンテラについては、ボイスチャット機能を装備する予定はありません。

サービス規約:私たちは、ライアットのすべてのゲーム及び国・地域に適用される新しい返金ポリシーを実施します。この返金ポリシーは、返金の可否、返金を求める手続、他の企業のマーケットプレイスを通じた返金(ワイルドリフトやチームファイト タクティクスといったモバイルで利用できるゲームの場合)に関するルールその他の関連する情報について定めています。また、VALORANTに適用されるVanguard、そしてカーネルドライバで保護される将来のいくつかのゲームの提供開始に伴い、私たちは皆さんがライアットのゲームをプレイする際にインストールをお願いする可能性のあるチート対策ソフトウェアに関する規定を改定しました。現在提供され、又は将来提供されるゲームのいずれについても、私たちはチート対策プログラムによる問題解決を犠牲にすることなく、透明性も確保しようとしています。新しいチート対策プログラム、特にカーネルモードドライバについては、それがリリースされ、インストールをお願いする前に予めお知らせいたします。

追記:音声の評価・分析

誰でも参加できるゲームの場を設けるためには、すべてのプレイヤーに対する敬意、安全、そして肯定しあう環境を育てていく必要があります。VALORANTについては、リーグにおけるよりも広範囲の音声コミュニケーションを導入しています。私たちは、全体としてVALORANTの音声コミュニケーションがうまく機能していると感じていますが、音声コミュニケーションサービスにおける問題のある言動を防ぐためのさらに信頼できる方法が必要とも感じています。

なぜ音声の評価・分析が必要なのか?

私たちは、ここしばらくライアットのゲーム内での問題のある言動を観察してきましたが、音声の評価・分析は、すべてのプレイヤーにとってゲームをより良いものにするための方法の1つに過ぎないと感じています。

音声コミュニケーションでの問題言動は、多くのプレイヤーにとって大きな頭痛の種です。私たちは、対応策として、ライアットがこれを直ちに把握・対応できるように、暴言や嫌がらせを迅速かつ正確に通報する手段を確保することが必要だと考えています。そして、実際に問題に対応するにあたって行動指針違反を証明し、当該行為がなぜ処罰されることになったのか理解してもらうために、明確な証拠が必要なのです。

VALORANTにおけるプレイヤーの言動をめぐる問題については、まだやらなければならないことがあることは理解しています。今年の2月、AFK(離席行為)の検出システムを改良し、AFK行為に対する新しいペナルティを導入し、11を超える言語でのテキストモデレーション、そして通報に対して対応がなされたことを通知するシステムを導入しました。これらは、プレイヤーたちが享受すべき充実したソーシャル体験を実現するために私たちが加えた改良のほんの数例です。私たちは、音声コミュニケーションに関するさらに改良された検出システムやペナルティを導入するべく、音声の評価・分析を通じて工夫を続けていきます。

データ保護やプライバシーはどうなるの?

私たちは、ライアットのゲームを効果的に運営し、皆さんのゲーム体験をより良いものとするために、本当に必要な最低限のデータのみを収集するべきだと考えています。データを収集する際、私たちは透明性を確保し、必要な限りでのみ保持し、自分たち自身の情報と同じようにそれらを保護します。

皆さんがご自身の音声データを収集されることについて心配されるであろうことは承知していますが、自分自身のデータであれば同じように扱われたくないと感じるような処理や移転はしないように細心の注意をもって取り扱います。もしも皆さんがご自身のボイスチャットを記録されたくない場合には、ボイスチャットをオフにすることができます。

私のボイスチャットは常にライアットに聞かれているのでしょうか?

いいえ。私たちは皆さんのゲームにおけるライブのやりとりを進んで監視することはありません。私たちは、チャットでの問題ある言動が通報された場合に限り、ボイスログを聞いたり、確認したりするだけです。

自分のボイスチャットを絶対に記録されたくない場合はどうすればいいですか?

ご自身のボイスチャットを記録されたくない場合は、ボイスチャット機能をオフにしてください。

私たちのプラットフォームでボイスチャットを使うと、そのボイスログは記録され、処理される可能性があります。

音声の評価・分析はいつから行われるのでしょうか?

私たちは、ボイスチャット向け言動監視システムを新しく開発中です。なるべく早く実用化したいと思っていますが、まずはVALORANTでベータ版を北米限定でテストして、その後他の言語や国・地域に拡大していく予定です。

ベータ版で音声データの収集を開始する前に、運用について詳細をVALORANT担当チームよりお知らせします。

今回のポリシー改定により、リーグ、LoR、ワイルドリフト及びチームファイト タクティクスはどのような影響を受けるのでしょうか?

プライバシーノーティスは、ライアットのゲームすべてに共通して適用されるルールですので、その変更についてはすべてのアクティブなプレイヤーに同意していただく必要があります。現時点では、音声データの記録及び評価・分析を行うのは引き続きVALORANTのみになる予定ですが、LoRを含むライアットの他のゲームにおいても同じポリシー、同じ改定が適用されます。

今回の改定により音声データを記録することができるようになりますが、リーグ、ワイルドリフト、及びチームファイトタクティクスにおいてはボイスチャットを記録したり、VALORANTのパーティボイスチャット以外に音声コミュニケーションを拡張する予定は現時点ではありません。私たちはデータ収集に関しては可能な限り透明性を高めたいと思っていますので、こうした計画に変更があり、追加のデータを回収することになった場合は、まず皆さんにお知らせします。

今後について

問題のある言動、特に音声コミュニケーションにおける問題をなくすためには、長い時間とあらゆる角度からのアプローチによる対策が必要です。解決のためにはまだまだやらなければならないことが多くありますが、私たちはライアットのゲームをプレイするにあたってプレイヤーが享受すべき充実したソーシャル体験をすることができるように最善を尽くします。私たちは、ゲーム内体験をより良いものとするべく新しいアプローチを試みるとともに、今後の計画についても新しい情報を開示していきます。ただ、私たちがみな安全にプレイできるコミュニティを築くための第一歩として、まずは問題ある音声コミュニケーションについて通報があった場合に対応する権限を持つことが必要だと考えたわけです。