南カリフォルニアでかつてない規模の山火事が発生してから一週間以上が経過しました。この山火事はロサンゼルスにあるライアットゲームズのすぐ近くで発生しており、何万人もの人々が避難を余儀なくされているほか、家屋が壊滅的な被害を受け、コミュニティー全体が消失の危機に瀕する事態となっています。消防士や現地で対応にあたる職員たちは火の手の拡大を防ぐために懸命の努力を続けていますが、収束にはほど遠く、多くの人々にとって、いまだに予断を許さない状況が続いています。
影響を受けた人々への支援から、自然災害被災者支援活動および災害防止活動を支援するゲーム内募金キャンペーンの実施まで、ロサンゼルスにルーツを持つ企業として、私たちがこの事態にどのように対応するのかを皆さんにお伝えしておきます。
災害の中でライアターを支えながら、プレイヤーにコンテンツを届ける
この災害危機はライアットのチームにも大きな影響を与えており、なかには家を失った人や、避難生活を続けている人たちがいます。このような事態が発生したとき、私たちが最優先するのは健康と安全です。ライアターたちがこの困難を乗り切れるように、私たちは彼らに仮住まいの住宅や緊急給付金、相談サービスへのアクセスを提供しています。彼らのニーズが明確になれば、それに合わせて、この支援内容も進化させていきます。
また、この困難な状況を受けて、プレイヤーの皆さんにもご理解をお願いいたします。ロサンゼルスにあるライアットの本社は山火事の甚大な被害を受けたパリセーズ地区から数キロしか離れておらず、火災の発生以来閉鎖が続いています。しかし、ライアットは在宅勤務と出勤を組み合わせたハイブリッド勤務を実施していたことで、ロサンゼルスに拠点を置くライアターたちはゲーム開発とeスポーツの運営を継続することが可能となっています。ロサンゼルスおよび世界中のライアット各オフィスの努力により、私たちは困難な状況のなかでも、皆さんが愛するゲームとeスポーツの提供を全力で続けていきます。
山火事がコミュニティーに与える影響を引き続き評価・監視していきますが、最も重要なことである健康、安全、家族をライアターたちが最優先できるように、今後も集中的に支援を行っていきます。
ゲーム内募金キャンペーンで自然災害に対応
1月22日より、ライアット地域のVALORANTおよびPC版リーグ・オブ・レジェンドで、世界的な山火事などの自然災害の被災者を支援するゲーム内募金キャンペーンを実施します。収益はRiot Games Social Impact Fundに寄付され、そこから南カリフォルニアおよび世界中で自然災害からの復興活動を支援する組織に寄付が行われます。
VALORANT:1月22日からストア内の注目セクションでの販売が終了する1月30日まで、EX.Oコレクションがギブバックセットに変わります。VALORANTの他の募金キャンペーンと同様に、期間中はこのバンドルの武器スキンおよびアクセサリーの収益が、ImpactAssetsが支援する寄付者助言基金口座であるRiot Games Social Impact Fund(社会的インパクト基金)に寄付されます。
リーグ・オブ・レジェンド:日本時間1月24日5時00分から2月6日16時59分まで、消防士トリスターナ(この募金キャンペーンのために特別に再販売)の収益が、ImpactAssetsが支援する寄付者助言基金口座であるRiot Games Social Impact Fund(社会的インパクト基金)に寄付されます。
南カリフォルニアのコミュニティーを支援
これは長期的な取り組みとして行うつもりであり、緊急支援のみならず、数年に及ぶであろう南カリフォルニアの復興支援も行います。
先週、ライアター向けにダブルドネーションキャンペーンを開始し、集まった寄付金に対して3倍の金額を上乗せしてCalifornia Fire FoundationやLos Angeles Fire Department Foundation、International Medical Corps、アメリカ赤十字社、ワールド・セントラル・キッチンなどの団体に寄付しました。また、ライアットはCalifornia Fire FoundationとInternational Medical Corpsに直接寄付を行って、彼らの被災者救済活動を支援しています。
さらに、ライアットの本社の施設を活用して、ボランティアのチームが復興活動を支援しています。この危機が始まった当初から、私たちは電力を失った地域の消防署に非常用電源を提供し、彼らが消防活動を続けて住宅を守れるように支援していました。また、ワールド・セントラル・キッチンを通して施設の食堂から400食の寄付を行い、消防士やウィル・ロジャース州立公園に災害対策拠点を設置して現地で対応する職員たちを支援しています。今後も長期にわたってコミュニティーを支援するために、ライアット本社の施設を活用する方法を模索していきます。また、どのようなやり方でも被災者を支援したいと感じているライアターたちのために、ボランティア活動の機会や設備やサービスの寄付などを通して、彼らが支援活動に関与できる方法も模索していきます。
火災が収まったあとも、復興活動は続きます。コミュニティーの再建には時間がかかります。このライアット本社のすぐそばで発生した危機によって、私たちは世界中の自然災害の被災者支援や災害予防活動への取り組みを強化しようという思いを改めました。現地で活動する職員を支援したり、避難した家族を手助けしたり、長期的な復興活動に貢献したりと、今後もここ南カリフォルニアおよび世界中の地域でコミュニティーのニーズに応えていきます。